【社説】きょうTHAAD配備完了、論争はもう終わりにしよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.07 10:59
過去2年間、国論の分裂と論争で揺れていた高高度ミサイル防衛(THAAD)体系がきょうすべての配置を完了させる。韓国国防部とTHAAD反対韶成里(ソソンリ)総合状況室によると、きょうTHAAD発射台4基を配備することにした。星州(ソンジュ)のTHAAD砲台1単位は6基の発射台と1基のレーダーで構成されている。在韓米軍はTHAAD発射台2基とレーダーを慶尚北道(キョンサンブクド)星州郡韶成里のロッテゴルフ場に臨時配備したものの、残りの配置が進まないため完全稼働をできないでいた。だが、北朝鮮が6回目の核実験を強行して核武装もいよいよかという状況になり、米国本土まで脅かす各種ミサイルを発射するなど重大な安保状況でTHAADの配備は避けられないものとなった。あらゆる過程を経てTHAADの配備が完了したことは幸いで、歓迎するべきことだ。
これまでTHAAD配備は国防部の対内外の説明不足に伴う誤解と反対で迂余曲折を経てきた。その余波を受けてTHAAD問題は国内の激しい対立を呼び、中国にまで波及した。中国はロッテマートの営業を邪魔し、韓国製品と観光を遮断した。韓中関係も疎遠になった。ことしは韓中修交25周年を迎えるというのに、それぞれ別々に記念行事を行ったほどだ。文在寅(ムン・ジェイン)政府も執権すると当時にTHAAD「報告欠落」問題に揺れながら「軍部の見直し」に出た。