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<インタビュー>初挑戦の字幕翻訳…日本映画『百瀬、こっちを向いて。』(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 00:01
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--隠語や卑俗語は主に誰に聞くのか。

「まずは20代の2人の娘に聞いてみる。次に家の者、知人たちを総動員して同じ年頃の人を探して聞く。映画字幕ははるかに弾力的なのでそのような努力がいつもに増して必要だということに改めて気づいた」

 
--慶煕(キョンヒ)大で国文学を勉強し、日本昭和女子大大学院で日本近代文学を学んだが、日本文学翻訳家の道に入ることになったきっかけは何か。

「翻訳の仕事を考えることになったのは、文学を勉強していた時ではなく2番目の娘を出産した時だ。この娘が泣きもせず非常に大人しかったので何かできそうな気がした。2人の子供を育てながら、私にできることは何だろうかと悩んでいる時に村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んだ。この本を私の手で翻訳してみたかった。それで出版社と契約もしないまま一人で翻訳を始めた。それが翻訳家としての第一歩になった」

--これまで翻訳した本がどれくらいになるか。

「単行本だけで300冊を越えると思う。絵本もかなり訳したので相当多い。本当に休む暇なく仕事をした(笑)」

--そのように多くの作業をしながら、翻訳家として築いた原則があるとしたら。

「以前はその原則をつくらねばという強迫観念があった。『このような時はこのようにしなければならない』とマニュアルをつくりながら作業した。ところが実際は全く無駄なことだった。なぜなら新しい作品の依頼を受けるたび、それは以前のマニュアルが使えない新しい仕事だったからだ。つくったマニュアルを引っ張りだした瞬間、それにとらわれてしまうように思えた。だから、ある時からはもう少し自分を自由にした状態で作品ともう少し自由にコミュニケーションを取ろうと思った」

--日本の小説のうちで映画化されたらいいなと思った作品はあるか。

「金城一紀の『恋愛小説』という作品の中のあるエピソードで、死が近い高齢の男性が昔の恋愛が残した遺品を探しに出かける旅を描いた話だ。もちろん私が翻訳した(笑)。最近では多くの年配男性が芸能番組やコメディ映画で活躍している。悲しい愛の物語も大丈夫ではないだろうか」

--映像翻訳は今後も続けるつもりか。

「私は映画を観るのが大好きで、家でもいつも気になるものはチェックして観ているし、劇場で間もなく公開されそうな映画はわざわざ見に行くほうだ。だから『百瀬、こっちを向いて。』の字幕翻訳は楽しかったのかもしれない。また機会があるなら好奇心とワクワクした気持ちで挑戦したい」

--他の人よりはるかに多くの物語に接する翻訳家という立場から、キム・ナンジュが考える素晴らしい小説、素晴らしい映画の基準は。

「『面白さ』だ。しかし、読んでいるときは間違いなく面白かったのに本を閉じると思い出せないような小説や、劇場では我を忘れて観たのに終わった瞬間すべて忘れてしまうような映画は私が考える“面白い物語”ではない。何度もあれこれ考えを巡らせることのできる物語が面白いと思う。白黒映画の『ローマの休日』(1953年、ウィリアム・ワイラー監督)を今、娘と一緒に見ても面白いと感じるように」

『百瀬、こっちを向いて。』は、小説家になったノボル(向井理)が母校から講義の依頼を受けて15年ぶりに故郷を訪れながら学生時代を振り返る話だ。高校生のノボル(竹内太郎)は内気な少年で、皆を引きこむような話術も、存在感もない。こんな彼が日頃から尊敬している宮崎先輩(工藤阿須加)に会うため行った図書館で、百瀬(早見あかり)と出会う。美しい少女の登場に戸惑うノボルは思いがけない提案を受ける。百瀬がノボルに付き合うフリをしようと提案したのだ。

同映画の原作は日本で大きな人気を呼んだ中田永一の同名小説。嘘の恋愛から始まった初恋が残した大切な記憶と傷を穏やかにほろ苦く描いている。


<インタビュー>初挑戦の字幕翻訳…日本映画『百瀬、こっちを向いて。』(1)

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    2014.11.03 00:01
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    翻訳家のキム・ナンジュ(写真=チョン・ギョンエ、STUDIO 706)
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