韓国内需不振でも輸入車は好調…ベンツが過去最高実績

韓国内需不振でも輸入車は好調…ベンツが過去最高実績

2017年11月07日14時45分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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メルセデスベンツ「E-クラスs」
  輸入車が記録行進を続けている。一部のブランドは韓国輸入車市場が開放された1987年以降の最高の実績となった。内需は冷え込んでいるが、輸入車市場は例外だ。

  韓国輸入自動車協会によると、メルセデスベンツの1-10月の販売台数は5万8606台だった。

  前年同期(4万4994台)比で30%以上も増加した。これでメルセデスベンツは、韓国輸入車史上単一ブランド最多販売となった昨年の年間販売台数(5万6343台)をわずか10カ月間で上回った。この傾向が続けばメルセデスベンツは今年の年間販売実績が7万台に達する可能性もある。30年余りの韓国輸入車の歴史で年間販売台数7万台を達成した企業はない。

  輸入車業界2位のBMWも似ている。1-10月のBMW販売台数(4万5990台)が前年同期比23.3%増加し、昨年の年間販売台数(4万8459台)に迫っている。このペースならBMWの年間販売台数は約5万5200台となる。昨年が過去最多販売台数だったBMWも記録の更新が可能ということだ。韓国市場で複数の輸入車企業が同じ年に同時に5万台以上を販売したことは今まで一度もなかった。

  これは最近の韓国市場の消費心理を考慮すれば異例の現象だ。韓国開発研究院(KDI)が12日に発表した経済動向によると、国内の消費心理は依然として脆弱だ。キム・ヒョンウクKDIマクロ・金融経済研究部長は「韓国経済の内需市場回復は依然として遅い」と述べた。

  消費不振の中で高級車販売が増加する現象について、ク・サン国民大自動車運送デザイン科教授は「景気が厳しいほど価値のある消費を重視する傾向が強まるため」と説明した。続いて「最も人気があった輸入中型セダンは同級国産高級ブランドより2000万ウォン(約205万円)ほど高い」とし「輸入車ブランドのプレミアムと性能を考慮すれば、これほどの金額を追加で支払う価値があると判断したということだ」と説明した。

  実際、10月末現在、メルセデスベンツ(30.8%)とBMW(20.1%)は韓国輸入車市場全体の過半を占めている。前年同期の両社のシェア合計は44.3%(ベンツ24.2%+BMW20.1%)だった。ミニ、ロールスロイスまで含めると、両社の韓国輸入車市場シェアは55%まで高まる。

  消費者の好みに応じた中型セダンが今年多かった点も販売増加要因に挙げられる。特にEクラスや5シリーズなど両社の中型セダンは他国に比べて韓国市場で人気が高い。メルセデスベンツEクラスは中国、米国に続いて韓国が世界で3番目によく売れる。BMW5シリーズも米国に次いで韓国が2番目の市場だ。

  キム・ピルス大林大自動車科教授は「最近、『人生は一度だけ』(You only live once、YOLO)という価値観が広がり、若い消費者が輸入車を好む」とし「国内自動車企業もトレンドに対応する必要がある」と述べた。実際、上半期の年齢帯別輸入車購買消費者のうち30代(36.1%)と40代(30.3%)が最も多かった。

  負担になる価格の壁を乗り越える機会も増えた。カー123テックのパク・ビョンイル代表は「最近、輸入車は支払い方法が多様化し、以前より負担なく購入できる機会が多い」とし「このため輸入車の敷居がかなり低下した」と説明した。

  販売停止処分を受けたアウディとフォルクスワーゲンが加勢すれば、国内高級車市場はさらに拡大する見込みだ。アウディは今年に入って初めて政府の新車認証を受け、6日に高性能スポーツカー(R8 V10プラスクーペ)を出した。アウディが韓国で新車を出したのは1年6カ月ぶりとなる。

  輸入車業界3位の韓国トヨタ自動車も雰囲気は似ている。トヨタブランドの1-10月の販売台数(9351台)も前年の年間販売台数(9265台)を超えた。トヨタよりも販売伸び率が高いレクサスブランド(27.2%、1万181台)もまもなく昨年の年間販売台数(1万594台)を上回る見込みだ。このほか、キャデラック、シトロエン、ホンダ、ボルボも今年の販売実績がすでに昨年の年間販売台数を超えている。

  トヨタ、ホンダなど日本車ブランド販売台数増加は、いわゆるフォルクスワーゲンディーゼルゲートの影響で分析される。ユン・テソン韓国輸入自動車協会副会長は「ディーゼルゲート以降、ディーゼル車のシェアが最大20%減少した。代わりにハイブリッド車を購入する消費者が増え、フォルクスワーゲンの顧客の多くが日本自動車ブランドに移った」と説明した。
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