<離散家族対面>「兄さんがいつ来るかと、母は鍵をかけずに暮らしていた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.24 09:34
「私の暮らしていた故郷は、花が咲く山奥~桃の花、あんず花、かわいいチンダルレ」。
韓国戦争(朝鮮戦争)で家族と別れてしまった北朝鮮のキム・フィヨンさん(88)が対面場に持ってきた写真には、『故郷の春』の歌詞が記されていた。慶尚北道栄州(キョンサンブクド・ヨンジュ)が故郷のキムさんは「いつも写真を見て故郷を思い、歌を歌った」と言った。南から来たチョン・ギュさん(80)ら3人の妹は、底に座り込んで「ああ、兄さん」と言いながら涙を流した。