韓経:「米国の咳で世界の証券市場が風邪…中国と日本は回復期待、欧州は不確実」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.17 11:33
米国証券市場がつまずいたらアジアをはじめとするグローバル証券市場がぐらついた。サムスン証券主催で16日に開かれた「海外株式投資カンファレンス」で、中国、日本、欧州、ベトナムの証券会社アナリストは米国証券市場急落で不確実性が大きくなり各国の株式市場が短期急落したということで一致した。だが見通しは交錯した。中国と日本の証券市場は反騰の可能性に重点が置かれ、欧州とベトナムは当分投資より見守るのが良いという助言が出てきた。
ソシエテジェネラルのロラン・カロワヤン首席研究員は欧州証券市場投資意見を「中立」と提示した。米国と中国の貿易紛争でドイツなど輸出の割合が高い欧州諸国の景気指標が振るわない上にイタリアや英国などの政治リスクが大きいとみているためだ。カロワヤン研究員は、「イタリアは今年初めに構成された連立政権が財政支出を増やすことにして国債金利が上昇しデフォルトリスクも大きくなった。英国もやはり英国のEU離脱をめぐり他の国との交渉が円満でない」と説明した。欧州中央銀行(ECB)の通貨政策変化も証券市場に否定的な影響を及ぼすとみた。ECBは今年末に量的緩和を終了する予定だ。