IT大国の韓国、スマートウォレットで後れを取った理由とは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.02 12:27
金融関連の規制が多い韓国の特殊な状況がスマートウォレット拡散に障害となっている。2000年代初めからインターネットショッピングモールブームに乗り世界でオンライン電子決済サービスが活性化したが、スマートウォレット競争では後れを取っている理由だ。
例えば韓国で電子決済に必須の公認認証書を設置するにはどの基本ソフト(OS)基盤の機器でもまず「アクティブX」などのプログラムを設置しなければならない。
これに対し、ペイパルやアリババのアリペイなどはこうしたわずらわしい手続きなしで1度のクリックとパスワード入力だけで簡単に決済できる。また、ペイパルのアカウントひとつあれば海外の多様なショッピングモールで製品を購入できる。これに対し韓国はショッピングモールごとに新たに会員に加入し、そこに公認認証書などを登録して認証を受けなければ支払いと決済ができない。最近海外通販の利用が大きく増え、利用者が大挙してペイパルアカウントを持つようになった理由だ。