金泰均（キム・テギュン）と李承ヨプ（イ・スンヨプ）の契約は最後の手続きだけが残った。しかし朴賛浩（パク・チャンホ、３８）の韓国復帰は１３日以降に推進できる。規定上の問題のためだ。

日本野球機構（ＮＰＢ）は２日、１２球団の保留選手名簿から除かれた自由契約選手名簿を発表した。金泰均、李承ヨプ、朴賛浩は自由契約選手として公示された。これで文書上の拘束もなくなった。

韓国プロ野球でフリーエージェント（ＦＡ）資格を取得した後に日本に進出した金泰均と李承ヨプは自由に契約を結べる。しかし朴賛浩の場合は違う。漢陽（ハニャン）大在学時代だった１９９４年に米ＬＡドジャースに入団した朴賛浩が韓国プロ野球でプレーするためには「新人指名会議」を通す必要がある。規定通りなら、朴賛浩はドラフトで指名を受けた後、２０１３年から韓国でプレーできる。

ハンファは韓国野球委員会（ＫＢＯ）に朴賛浩が２０１２年からプレーできるよう「特別法制定」を要請している。すでにハンファは団長会議とＫＢＯ理事会で他球団の同意を得た。１３日に開かれるＫＢＯ理事会で建議する計画だ。金泰均の入団式を１２日に決めた理由も、１３日からは朴賛浩獲得に力を注ぐという構想からだ。

ハンファの関係者は「１３日に朴賛浩特別法が通過すれば、その後に朴賛浩と交渉することになるだろう。ＫＢＯ理事会が結論を出せない状況で、私たちが下手に動けば反発を招くことになる。誰もが理解できる手続きを踏む」と述べた。

他球団もハンファの朴賛浩獲得に制約を加える考えはない。しかし「ハンファが新人指名権を放棄したり、金銭的な代価を支払うべきだ」という意見もある。ハンファ側は「大乗的に判断してほしい」と話している。