現代・起亜自動車関係者はこの日、「目標通りなら自動車は単純に走る道具を超えて現在のモバイル機器やコンピュータのような情報処理機器そのものになる。このようになれば運転者は移動中にも気楽に必要な情報を受け取り、自動で運転者の意志が実行される『動く生活空間』として生まれ変わることになるだろう」と予想する。

もちろんコネクテッドカーをしっかりと作り出すためには人工知能と自動運転車だけでなく、ビッグデータとクラウド技術、モノのインターネットなど最近未来を先導するトレンドに挙げられる技術が大挙適用されなければならない。

現代・起亜自動車はこれら技術の早期確保のために関連技術を保有するグローバル企業などとの協業を推進するという計画も明らかにした。「独自の技術力蓄積」を強調してきたこれまでの雰囲気から、必要な時は「敵とも手を組める」側に柔軟な姿勢を見せたのだ。

一方トヨタをはじめとする競合会社もコネクテッドカー関連の技術力蓄積に拍車を加えている。外信によるとトヨタは最近コネクテッドカー開発に向けビッグデータ分析会社のトヨタコネクテッドをマイクロソフトとの協力を通じ米テキサス州に設立した。この会社は自動車走行と関連した運転者の習慣、外部環境などを分析する。トヨタとマイクロソフトは２０１１年からコネクテッドカー分野で力を合わせてきた。

サムスン電子も２月にスペインのバルセロナで開かれた「ＭＷＣ２０１６」でコネクテッドカーソリューションので「サムスンコネクトオート」を公開し注目を集めた。「サムスンコネクトオート」は位置基盤サービスとリアルタイムのお知らせ機能を通じ運転者の安全運転と燃料節約を助ける。自動車事故が起きた時は運転者が設定しておいた連絡先にメッセージを送ったり、スマートフォンのアプリケーションを通じ自動車の位置を把握することもできる。


現代・起亜自動車が追求するのは自動運転超えた「超連結知能型自動車」（１）