【時論】北核問題の緊急性を確認した韓米首脳会談(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.19 13:10
しかし宿題も少なくない。最も惜しい部分は、韓国型戦闘機(KF-X)の開発に必要な4つの核心技術移転が不発に終わった点だ。アシュトン・カーター米国防総省長官は韓国側に「条件付きでも4つの技術移転は難しい」と釘を刺した。これは米国政府が4月に明らかにした立場を再確認したもので、すでに十分に予想されていた状況だ。これに伴い、韓国型戦闘機の核心技術移転問題は今後もいつ解決されるかも分からない長期的な課題として残ることになった。
もう1つの問題は、オバマ大統領が米中間で対立が高まっている南シナ海問題に対して韓国が声を出してほしいと促した部分だ。韓国の賢明な対処が求められる。原則的には米国が主導してきた法規範に基づく国際秩序の確立を歓迎すると明らかにするものの、そのような秩序が武力や強圧の代わりに現行国際法を遵守する中で平和な方式で構築されなければなければならないと強調しなければならない。韓国も原油輸送・貿易のために南シナ海を頻繁に利用する国であるだけに、この地域の安全問題について傍観者になってはいけない。