「明治維新DNA」を失った…日本ローファームの反省(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.24 15:12
日本法曹界に「明治維新DNA」が最初からなかったわけではない。石黒弁護士は「1987年の開放の時、私が事務所代表でロンドンに支店を出した」と述べた。当時、英国日刊紙タイムズは社会面に「日本からついに弁護士まで押し寄せてきた」と報道した。
しかし90年代後半、日本のバブル経済が崩壊し、国内と海外の法律市場規模が逆転した。石黒弁護士が出したロンドン事務所も00年代半ばに撤収した。バブル経済の崩壊は日本法曹界に好況をもたらした。日本政府が企業の諮問の役割をやめて国内法律と関連した諮問市場が新しく形成された。倒産する企業が続出し、M&A(合併・買収)諮問も爆発的に増えた。増える業務に対応できず、ローファームは合併を繰り返しながら規模を拡大していった。