北朝鮮高位幹部「命同然の核を放棄するはずがない」 板門店宣言に懐疑的

北朝鮮高位幹部「命同然の核を放棄するはずがない」 板門店宣言に懐疑的

2018年05月07日09時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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文在寅大統領と金正恩国務委員長が27日午前、板門店「平和の家」2階会談場で開かれた南北首脳会談に先立ち、記念撮影をしながら大きな笑顔を浮かべている。(写真=韓国共同写真記者団)
  北朝鮮の一部高位幹部は南北首脳が合意した「板門店(パンムンジョム)宣言」に対して懐疑的な反応を示していることが分かった。先代の業績の総体ともいえる核を完全に放棄することは難しいという考えを持っていると現地消息筋は明らかにした。米国の自由アジア放送(RFA)は、平壌(ピョンヤン)のある消息筋を引用して「最近、中央の一部高位幹部の間で、南北首脳会談の結果である『韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化』をめぐり懐疑的な反応が出ている」としながら、彼らは正恩氏が「北朝鮮の命同然の核を完全に放棄するはずがない」との考えを持っていると4日(現地時間)、報じた。

  消息筋は「北朝鮮メディアが南北首脳会談によって韓半島に統一の扉が大きく開かれたかのように騒がしく宣伝している」としながら「だが、一部の高位幹部は、下級幹部に板門店(パンムンジョム)宣言に対して行き過ぎた期待をしないよう露骨に警告している」と指摘した。

  消息筋はまた、「自分がよく知る中央機関のある高位幹部は、南北首脳会談に興奮ばかりしてはいけないと言った」としながら「今は住民が統一の雰囲気に酔っているが、南北関係は現実的に多くの障壁が横たわっていると主張した」と付け加えた。

  平壌のまた別の消息筋は「高位幹部の間からは、金委員長が言う核放棄と国際社会が主張する完全な核放棄は意味が違うという話が出ている」とし「外勢を追い出して祖国を統一するために核開発にまい進してきたのに、このように困難の中で構築した核を放棄するということは、北朝鮮体制を放棄することと何が違うのかという反問も提起されている」と伝えた。

  消息筋によると、ある幹部は「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代にもさまざまな南北経済協力事業が失敗に終わったことがある」とし、北朝鮮が「核放棄と人権問題を絶対に受容できないため、板門店宣言も失敗に終わる可能性が充分だと見通している」と伝えた。続いて「特に、韓国がもし板門店宣言を理由に、我々の人権問題を持ち出す場合、頭の痛いことが起こることになると懸念した」としながら「我々は核放棄と人権問題を絶対に受容できないので、板門店宣言も失敗に終わる可能性が大きいと見ている」と指摘した。
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