北朝鮮高位幹部「命同然の核を放棄するはずがない」 板門店宣言に懐疑的
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.07 09:49
北朝鮮の一部高位幹部は南北首脳が合意した「板門店(パンムンジョム)宣言」に対して懐疑的な反応を示していることが分かった。先代の業績の総体ともいえる核を完全に放棄することは難しいという考えを持っていると現地消息筋は明らかにした。米国の自由アジア放送(RFA)は、平壌(ピョンヤン)のある消息筋を引用して「最近、中央の一部高位幹部の間で、南北首脳会談の結果である『韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化』をめぐり懐疑的な反応が出ている」としながら、彼らは正恩氏が「北朝鮮の命同然の核を完全に放棄するはずがない」との考えを持っていると4日(現地時間)、報じた。
消息筋は「北朝鮮メディアが南北首脳会談によって韓半島に統一の扉が大きく開かれたかのように騒がしく宣伝している」としながら「だが、一部の高位幹部は、下級幹部に板門店(パンムンジョム)宣言に対して行き過ぎた期待をしないよう露骨に警告している」と指摘した。