【コラム】心の壁を突き抜ける海底トンネル(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.16 17:09
韓日海底トンネルは1980年代からその必要性が提起されてきた。 しかし両国の過去の歴史問題もあり、夢のような話になっていた。 国内の一部からは、過去の歴史に言及しながら、島国・日本の大陸進出だけを助けるだけだという懸念が出てきた。 長期的にユーラシア大陸横断鉄道と連結する場合にも、中間寄着駅になる韓国よりは、終着駅を持つ日本がはるかに大きな利益を得るはずだという声もあった。
しかし大きく見ると恩恵は両国にあるはずだ。仏パリと英ロンドンをつなぐユーロトンネルがそれを見せている。 ユーロスターが走ったことで、島国の英国が欧州大陸との距離を大きく狭める恩恵を受けた。 一方、パリは欧州を旅行するすべての人が必ず経由する欧州ハブ都市に生まれ変わった。 ユーロスターは08年の1年間、900万人を超える乗客を乗せて運んだ。 乗用車・バス・トラックと一般貨物まで運送し、欧州の大動脈の役割を果たしている。