トランプ大統領、来月の韓中日歴訪控え全方向で「ビッグディール」攻勢(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.10.08 13:04
◇同盟掲げ通商圧迫…レーガンスタイルを追う米国
それこそ波状攻勢だ。6月の文在寅(ムン・ジェイン)大統領訪米当時、自動車・鉄鋼分野の貿易不均衡を提起し韓米自由貿易協定(FTA)再協議を要求した米国が、今回は白物家電に攻勢範囲を広げた。韓国だけでなく中国と日本にも通商圧迫を強めている。来月3日から就任後初のアジア歴訪に向かうトランプ米大統領は圧迫と交渉の両面戦略で最大限の実益を勝ち取るという戦略を持ち出した。
産業通商資源部の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長は4日に米ワシントンの米通商代表部(USTR)で開かれた第2回韓米FTA共同委員会特別会合を終えた後、「来週国会に報告し(FTA改正交渉)手続き開始に向けた手続きを踏む」と明らかにした。当初韓国は8月の第1回共同委員会でひとまずFTAの経済的効果を共同分析しようと提案した。しかしトランプ大統領の「FTA破棄」発言が出てきて北朝鮮の核挑発が続くとすぐ改正交渉の側に方向を旋回した。