まだ時期でない…米国が利上げ見送り(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.29 11:07
米連邦準備制度理事会(FRB)が4月の連邦公開市場委員会(FOMC)会議で、市場の予想通り政策金利を現行の0.25-0.5%に据え置いた。3月のFOMC会議後にFRBのジャネット・イエレン議長が何度か「慎重な利上げ」を強調したため、4月の利上げの可能性は事実上消えたとみられてきた。
FOMCの声明は「雇用は好調だが、経済活動の増加が鈍った」と評価した。3月の金利据え置きの背景となった「グローバルリスク」への言及は消えた。中国発の世界景気減速に歯止めがかかったためと解釈される。FRBは次回の利上げ時期について明確なヒントは出さなかった。このため逆説的に「6月の利上げの可能性を開いておいた」(ブルームバーグ通信)という分析が出ている。6月は次のFOMC会議が開かれる月だ。