北朝鮮核実験で放射能漏出の可能性(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.10.08 11:31
2番目に、山の亀裂特性だ。頂上部は亀裂が少ないのに比べ渓谷部は亀裂が多く脆弱だ。6回目の核実験後の衛星写真を見ると渓谷部下部に山崩れが集中している。これは下部核実験応力により亀裂が多い渓谷部の岩石がさらに容易に動いたということを示す証拠だ。これは一般的に豪雨の時に現れる山崩れの様相と全く異なる。豪雨の時の山崩れは厚さ1メートルの薄い土砂が山の上側から渓谷下部に流れる。
3番目に、同じ花こう岩山でも亀裂状態が異なるが、これは木の発達状態から推定できるという点だ。花こう岩で構成されたソウルの冠岳山(クァナクサン)と北漢山(プッカンサン)を比較してみよう。冠岳山は亀裂が多い山だ。亀裂の隙間に木の根が入りやすく木が多く育つ。亀裂が多いだけに岩石の状態は不良と言える。これに比べ北漢山の仁寿峰(インスボン)は亀裂が少なく木が育たないはげ山だが岩石の状態は非常に良好だ。万塔山も木が多いので亀裂が多い比較的不良な岩石と推定される。