【韓半島ウォッチ】北朝鮮の核問題、合理的な非核平和政策で解決を(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.22 15:12
このように従来の対応は制限的であったり失敗に終わり、同じ方法では失敗が続くとみられる。ここで重要なのは、北朝鮮が制裁や外交的孤立にもかかわらず核武装を持続するという意志を持ち、中国が北朝鮮体制の安定を核心の利益と見なす限り、北朝鮮は核武装の空間を確保できるということだ。ここに北朝鮮の非核化に向けた新しい道を、この二つの方向から探さなければならない理由がある。
まず、北朝鮮の話のように核武装の名分に使う外部の脅威を解消し、平和体制を構築することだ。実際、北朝鮮は米国が対北朝鮮不可侵を約束した後、1994年ジュネーブ基本合意に同意し、6カ国協議関連国が韓半島平和体制構築を盛り込んだ9.19合意(2005)に署名した。しかしこうした合意にもかかわらずジョージ・W・ブッシュ政権がまた北朝鮮を「悪の枢軸」として敵対視し始めた時、核拡散防止条約(NPT)を脱退し(2003)、9・19合意で平和の軸は無視されて非核化の軸だけで圧力を加えた時、6カ国協議を離れた(2008)。