【社説】韓日両国は今こそ前を向いて行こう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.29 15:25
韓日関係の最大懸案である慰安婦問題が28日、外相会談で妥結した。光復(解放)70周年であり韓日協定締結50周年である今年を越さずに両国間の長い間の難題が処理されて幸いだ。今や残った問題は、国民感情の壁をどのように乗り越えるかだ。
今回の会談の結果は、おわびの程度や表現の仕方などからみると、内容の上で一歩進んだと感じさせる。たとえ慰安婦問題に対する日本側の法的責任までは認めていなくても、岸田文雄外相は「軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり日本政府は責任を痛感する」と発表した。初めて慰安婦問題が日本政府の責任であることが公式に認められたことになる。
おわび関連の部分でも「安倍内閣総理大臣は日本の内閣総理大臣として…おわびと反省の気持ちを表明する」と指摘した。おわびが安倍個人ではない総理の資格でなされたことを強調したのだ。慰安婦問題に対する日本の歴代のどの政権よりも一歩進んだおわびに違いない。その点で安倍首相の決断は評価するに値する。万が一、安倍首相が多数の国民の支持を受けることができなければ、このようなおわびをすることは難しかっただろう。