金正恩、信じるのは中露のみ…新・等距離外交で出口模索か(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.25 10:18
北朝鮮の外交的孤立が加速化している。今月18日、国連総会第3委員会で北朝鮮人権問題を国際刑事裁判所(ICC)に回付することを勧告する決議案が通過した。これに伴い、核とミサイル問題で国際社会から制裁を受けている北朝鮮の立場はより一層狭まることになった。
国連人権決議案に対して、北朝鮮は22日に労働新聞等を通して「公正性が無視された政治的なインチキ茶番劇だ。核実験をこれ以上自制することはできない」として核威嚇論を持ち出し強く反発した。決議案が金正恩第1書記らには直接言及していなかったものの、北朝鮮の最高指導部を狙っているためだ。とはいうものの、金正恩らを法廷に立たせて処罰するのは容易ではないものとみられる。来月の国連総会本会議で通過しても、安全保障理事会で中国とロシアの反対が予想されるためだ。