拡散する韓国企業の不良化…造船・海運から電子部品業まで(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.08 10:28
C~D等級ではないが不良の兆候可能性がある企業26社は「独自経営改善プログラム対象」に選定した。これら企業は総額1兆3000億ウォン規模の自助計画を債権銀行に提出した。金融監督院はこれら企業の自助計画履行実績を債権銀行を通じて持続的に点検・管理することにした。金融監督院は今回の大企業信用リスク評価が金融会社の健全性に及ぼす影響は大きくないとみた。これまで金融会社が先制して貸倒引当金を積んだためだ。銀行は2300億ウォン、貯蓄銀行は160億ウォンの貸倒引当金を追加で積み立てれば良い。
金融監督院はこの日、現代重工業・大宇造船海洋・サムスン重工業の造船大手3社は正常等級のB等級を受け構造調整対象に含まれなかったと明らかにした。大宇造船海洋は5兆ウォン台の損失が明らかになった昨年もB等級を受けた。その後昨年の業績発表結果で3兆3036億ウォンの当期純損失と負債比率7308%を記録した。これにより国策銀行の産業銀行と輸出入銀行を除いた多くの銀行が大宇造船海洋の与信健全性を「正常」から「要注意」に引き下げた。それでも金融監督院は「大株主である産業銀行の支援意志を考慮した」と説明した。