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陸軍士官学校の生徒が後輩女性に性暴行・・・史上初の事件に陸軍困惑

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.29 14:33
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陸軍士官学校の生徒が、祭り期間に生活館(寄宿舎)で後輩の女生徒に性的暴行した初めての事件が発生した。

陸軍によればこの学校の祭り期間だった22日の昼間、4年の生徒A(22)が、酒に酔って生活館で休息を取っていた2年の生徒Bさん(20)に性暴行した。事件発生前、工学専攻の担当教授と生徒20人余りが午前中の運動会を終えてから校庭の芝生で昼食を兼ねて焼酎やビールを混ぜた爆弾酒を飲んだ後だったという。

 
調査の結果、いつもは酒を飲まなかったBさんが酒に酔うとすぐに教授が生活館に連れて行き、Aがこの後について行って性暴行をしたと陸軍は明らかにした。Aが、おう吐していたBさんの背中を叩いてあげて自分の部屋に連れていったという説明だ。

陸軍士官学校は原則的に校内では酒を禁止しているが、指導教授の出席のもとでは酒を飲むことができる。ただし無節制な飲酒で生徒の品位を汚さないよう厳格に規定している。

事件はBさんの同僚の女子生徒が被害を受けたBさんを発見した後、訓育館に申告したことで外部に知られることになった。陸軍士官学校で生徒間に性暴行事件が起きたのは開校(1946年)以来初めてだ。

米国では軍隊の性暴行問題が頻発しておりチャック・ヘーゲル国防長官が陸軍士官学校を訪問して性暴行根絶を訴えたこともある。26日(米国時間)米国メディアによればヘーゲル長官はニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校の卒業式に参加して「卒業生はこれから最前線で軍内の性暴行に対峙し新しい戦いをしなければならない」と力説した。

陸軍士官学校には1998年から女子生徒が入学し始めた。

陸軍は28日「このような事件が発生したことについては非常に残念」としながら「今回の事件を厳重に受け止めて事件発生後ただちに加害者を拘束捜査し、調査結果によって厳正に処分していくだろう」と明らかにした。

陸軍は加害者である4年男子生徒を性軍規違反容疑で拘束収監した後、合同調査団を構成して陸軍士官学校の大々的な監察に着手した。陸軍は調査結果が確定すればAを退校措置する方針だ。

尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が大統領に随行してセクハラ疑惑事件にかかわったのに続き、真昼に起こった性暴行事件で陸軍は大きく困惑している。特に厳格な規律を適用して模範的集団と見なされれていた士官学校でこうした事件が発生したという点で当惑感が大きい状況だ。

陸軍関係者は「今年、陸軍士官学校を首席で卒業したヤン・ジュヒ少尉をはじめとする現在の陸軍士官学校の生徒の中でも健全な学内恋愛をする場合がある」として「軍でこのような事件が発生するのは構造的な問題というよりは個人的な理由が大きい」と主張した。しかしこの関係者は「事件捜査と別に根本的な対策準備のために努力する」と明らかにした。

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