【社説】国連安保理の対北朝鮮決議の成敗、中国にかかっている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.02 15:05
国連安全保障理事会の対北朝鮮決議が5回目の核実験から82日目となる先月30日(現地時間)に採択された。前例がないほど長い時間がかかりやや気が抜けた感じはあるが、画期的な点も少なくない。最も目を引くのは北朝鮮の石炭輸出金額または総量を2015年の38%の4億90億ドル(4720億ウォン)または750万トンのうち少ない方で統制するという規定だ。銀・銅・ニッケル・亜鉛など北朝鮮の主な輸出鉱物の搬出を阻止するという点も金正恩(キム・ジョンウン)政権としては非常に厳しい内容となる。これらの措置が発動されれば、北朝鮮が受ける損害は年間9億ドル(9390億ウォン)にのぼる。
それだけでなく国連の措置に満足していない韓・日・米の3カ国は近いうちに独自の対北朝鮮制裁に入るという。金融制裁対象の拡大、北朝鮮側の人物に対する出入国統制強化などが骨子となる見込みだ。強力な国連制裁に追加される措置であるだけに、うまくすれば北朝鮮を追い込んで交渉テーブルに引き出せる可能性もある。