韓国検察「前大法院長、強制徴用判決に不満」=控訴状
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.13 06:49
韓国の前大法院長(最高裁長官)の梁承泰(ヤン・スンテ)氏(71、拘束)が日帝強制徴用被害者に対する日本戦犯企業の損害賠償責任を認めた2012年5月大法院の判決に露骨に不満を表わしていたことが分かった。三菱など戦犯企業を代理しているキム&チャン(Kim & Chang)法律事務所は、梁氏の立場を確認した後、法院行政処首脳部と積極的に接触して判決逆転を試みたというのが検察の判断だ。
12日、検察の控訴状によると、梁氏はキム&チャン訟務チームを率いるハン弁護士と2013年3月に会って「2012年大法院の判決宣告前、金能煥(キム・ヌンファン)大法官が何も教えてくれないまま宣告を下し、全員合議体として結論を下すことができなかった」と不満を表わした。梁氏は「韓日関係に深刻な影響を及ぼしかねないのに、結論が適正かどうかも分からない」という趣旨のことも明らかにした。
検察によると、その後キム&チャンは柳明桓(ユ・ミョンファン)元外交部長官や玄鴻柱(ヒョン・ホンジュ)元駐米大使など前職外交部高位公務員と裁判官で構成された強制徴用事件対応チームを構成し、梁承泰司法府高位関係者に数回にわたって非公式に接触した。