【時論】安全意識が定着しなければ提川惨事は再発する=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.04 09:32
昨年12月21日に忠清北道提川(チェチョン)のスポーツセンターで発生した火災惨事は、最悪の人災の一つとして記録されるだろう。29人が死亡し、39人が負傷した。今回の惨事は韓国社会に多くの教訓を投げかけた。振り返ってみよう。2010年の釜山(プサン)ウシンゴールデンスイート(住居用ビル)火災は建物の外壁がドライビット工法で施工され、火災発生から30分で火が38階まで広がった。2015年の議政府(ウィジョンブ)デボングリーンアパート火災はどうか。ピロティ構造の1階駐車場で発生した火がガラスの扉を通じて階段に流入し、あっという間に広がった。消防隊が緊急出動したが、違法駐車で初期対応に失敗した。
消防施設の作動不良とピロティ構造、ドライビット工法、1階階段の一般扉設置など、提川惨事も釜山・議政府の事故とそっくりだ。今のままならいつどこでどんな惨事が発生するか分からない。不幸な事件を防ぐにはどこから手をつけるべきだろうか。