【コラム】遊びの力を見せた「氷水シャワー」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.21 15:43
ある小学生が問題集を解くのを嫌がった。母親は怒った。子供も、母親がそばでため息を繰り返しながら見ているのでいらいらしていた。それで方法を変えてみた。問題集を小さい本にして、1枚の中に問題が少なく入るようにした。1枚を全て解けば答え合わせをしてみて、そのページをさっとはがした後、子供がその紙をくしゃくしゃに丸めてボールの形にした。最後に部屋の片隅のゴミ箱にそのボールを投げさせた。子供は以前よりもはるかに興味深く問題を解けるようになった。
ハ・ジヒョン建国(コングク)大学教授(精神健康医学科)が書いた『芸能力』には、こうした事例が紹介されている。どんなことでも初めて接したり耐えるのが難しかったりする時、「楽しもう」という精神でフレームを変えれば克服が容易だという意味からだ。ほかでもない、遊びの力だ。