【時視各角】それでも財政は守るべき=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 16:00
朴槿恵(パク・クネ)大統領が3日前、第2期内閣の最初の国務会議を開いた。悲壮な要請と確約が多かったという。旅客船セウォル号沈没事故のため、発動しかけた改革・革新課題はすべてストップしてから3カ月余り、いくつもの曲折と紆余の末に発足した第2期チームであるだけに、なおさらそうだろう。主に経済の側で「最後の機会」「切迫した覚悟」のような激しい表現がかなり出たという。その中で引っかかったのは「金融・財政などあらゆる手段を動員しても経済を回復させなければいけない」と述べた部分だ。どれほど切迫した状況で出る発言だろうか。十分に共感できる。しかし方法は疑問だ。本当に今の経済がそれほど悪く、劇薬処方までするべき状況なのか。
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)新経済副総理はさらに一歩踏み出した。崔副総理は昨日の政府・与党協議で、「短期の財政健全性にこだわらない」と述べた。国内の経済状況は非常に切迫した状況だと判断した。「いま経済を回復させられなければ、日本の失われた20年のようになりかねない」と強調した。