韓国研究チーム、糖尿病完治の道を開く(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.01 10:38
研究チームは豚の膵島移植から4カ月が過ぎた時点で免疫抑制剤などすべての薬物投入を中断したが、血糖数値が正常を維持した点に意味があると主張している。
朴教授は「他の種の動物の間で臓器を移植し、免疫抑制剤の投入を中断した後にも拒絶反応が起きないというのは、世界で初めて」と述べた。これまでは拒絶反応のため、移植された豚の膵島細胞が1週間も持たずにすべて溶けてしまった。
ソウル聖母病院内分泌内科の尹健浩(ユン・ゴンホ)教授は「膵島を提供する脳死者が極めて少ないうえ、生きた人間の膵島を移植する場合、提供者が糖尿病にかかる危険が高まり、倫理的な問題が生じる」とし「豚の膵島を人に移植するのが最も現実的だが、今回その可能性を見せた」と評価した。糖尿病完治法には膵島移植のほか、幹細胞治療もあるが、まだ初歩的なレベルにとどまっている。