中国、THAAD専門担当ミサイル大隊新設…24時間戦闘準備態勢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.22 09:38
中国が、在韓米軍が配備中の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系に専門的に対応するためのミサイル大隊を新設し、24時間戦闘準備態勢に入ったことが分かった。香港メディアの東網は、現地時間の21日、中国軍事専門家や軍事メディアなどを引用してこのように報じ、新たに創設されたミサイル大隊が中国空軍の26個以上の連隊で組まれ、最新鋭防空ミサイルである紅旗(HQ)-19を運用していると明らかにした。HQ-19は米国のTHAADに対抗できる世界で唯一の防空ミサイルと評価されている。ロシアのS-500やイスラエルのアロー3などもTHAAD対応を目指しているが、S-500はまだ実験を完了しておらず、アロー3の場合は大気圏での迎撃能力をまだ備えていないとされている。
一方、中国空軍の防空司令部は70個のほどの防空ミサイル大隊が組織されている。長距離防空ミサイル体系が展開されている部隊は連隊級以上で30個ほどになるという。このため、韓国に配備されたTHAADを専門担当するための戦力を26個以上の連隊で組んだということは、中国のほぼすべての長距離防空ミサイル部隊の精鋭兵力が投入されたことと同じ意味だと。