韓国の銀行貸付1年間で93兆ウォン増加…金融危機以降で最大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.03 11:43
銀行の貸付がこの1年間で93兆ウォン(約9兆9452億円)増えた。貸付バブルがピークに達した2008年以降最大幅の増加で後遺症への懸念も大きくなっている。
金融監督院が2日に明らかにしたところによると、昨年12月末現在の韓国の銀行のウォン建て貸付残高は1255兆8000億ウォン余りで、2013年末より93兆8000億ウォン余り増加した。個人向け貸付は518兆2000億ウォン余りで1年間に39兆2000億ウォン余り増加したが、これは金融監督院が関連統計を作成し始めた2007年以降で最大幅の伸びだ。住宅担保貸付が364兆1000億ウォン余りで1年間に37兆3000億ウォン増えたのが最大の原因だった。住宅担保貸付は総負債償還比率(DTI)と住宅担保貸付比率(LTV)緩和、過去最低水準の貸出金利、伝貰価格急騰などが重なって需要が急増し、8月以降ほとんど毎月5~6兆ウォンずつ急増した。