弾み付くサムスン電子の株価…支配構造改編がカギ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.05 12:03
支配構造が変化しこうした状況も大きく変わるだろうという見通しが株価を押し上げている。大株主の持分強化、継承過程での現金確保の必要性のために配当拡大と自社株買い入れのような株主に有利な政策が出てくるだろうという期待だ。実際にこれを反映して目標株価を上げるケースも出ている。イートレード証券は2日、サムスン電子関連の報告書を出し、目標株価をこれまでの170万ウォンから30%ほど上げた220万ウォンに策定した。キム・ジウン研究員は報告書で、「2015年以降にサムスン電子の配当性向は約40%に高まるだろう」と予想した。
支配構造改編方式と関連しても証券業界では多様なシナリオがあふれている。代表的なものがサムスン電子を持ち株会社と事業会社に分割することだ。現実化するならやはり株価を引き上げる素材という評価だ。持ち株会社が分割しても事業会社が儲ける利益はそのままであるためだ。イ・チェウォン副社長は、「通常持ち株会社体制に転換する場合、時価総額が20~30%増える」と話した。