<犯罪プリズム>放火犯はどうして何度も放火するのか
消防当局によると火災事件の25%程度が放火によるものだ。放火事件のうち犯人が検挙されるのは15%台にすぎない。かなりの火災事件は放火にもかかわらず原因がわからないままになってしまうケースが多いのだ。
こうした事実から、今回の崇礼門(スンレムン、南大門)放火事件の犯人が早期に検挙されたことは異例だといえる。ソウル警察庁はシムス(CIMS)という犯罪情報管理システムが大きな役割をしたと明らかにした。シムスは犯罪者に係わる情報をデータベースで構築し、初動捜査段階で容疑者を見つけられるようにした検索エンジンだ。