「韓国をゲノムの中心に」…病気を予測して各個人向け処方も可能
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.02 13:39
先月30日、蔚山蔚州郡の蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)で「第2回ゲノムコリア国際カンファレンス」が開かれた。ゲノムの最新研究動向を把握し、蔚山UNISTが推進する「ゲノムコリアプロジェクト」の発展方向を考える場だった。ゲノム(genome)とは遺伝子(gene)と染色体(chromosome)の合成語で、染色体に含まれる遺伝情報をいう。これを解読すれば治癒が難しい人間の病気と老化・寿命のカギを見つけることができる。未来の技術と考えられている理由だ。
ゲノム研究所長の朴鍾和(パク・ジョンファ)UNIST生命工学部教授(49)に会い、ゲノムの研究動向と未来の人間の生活がどう変わるかについて尋ねた。朴教授チームは先月24日、韓国人41人の遺伝子情報を統合した韓国人標準ゲノムマップ(KOREF=KORean REFerence)を発表し、話題になった。
朴教授は「ゲノムはスマートフォン・電気自動車とは次元が違う未来の技術」とし「唾液や血液でゲノムを解読すれば脳卒中・うつ病・がん・希少疾患などの発病の可能性と老化・寿命を決める生体年齢を知って処方することができる」と説明した。