スマートフォン市場で勢力伸ばす「その他企業」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.03 11:34
「サムスンがノキアの道に進んでいる」。
先月米経済専門誌「フォーブス」に、「スマートフォン王座復帰のため孤軍奮闘するサムスン」という記事が掲載された。「金を稼ぐドル箱事業」だったサムスン電子の無線事業部(IM部門)の業績下落を指摘した記事だった。サムスン電子IM部門は昨年第4四半期の売り上げは前年同期比22%減の26兆2900億ウォン(約2兆8081億円)を記録した。売り上げ減少より衝撃的だったのは、3兆5100億ウォンが一気に消えた営業利益(1兆9600億ウォン)だった。外信は一斉にサムスン電子の業績悪化をノキアの崩壊になぞらえた。サムスン電子は昨年第4四半期に中国でシャオミとアップルに押されて3位に落ち込んだ。ノキアが7年で王座から押し出されたように、サムスンはノキアの前轍を踏むのだろうか。
LG経済研究院のペ・ウンジュン責任研究員は可能性に言及した。彼は「モバイル市場の構図を揺るがす隠れた強者」という報告書でスマートフォン生態系の急変状況を指摘した。彼の分析通りならスマートフォン市場は「製造」の次元ではすでに終わっている。「市場参入障壁が低くなったため」だ。グーグルがアンドロイドOSを無料で開放した。半導体メーカーはスマートフォンの頭脳役となるアプリケーションプロセッサー(AP)を売る。携帯電話の設計をする企業に顧客が希望するソフトウェアを搭載し半製品水準で供給する組み立て会社もある。「中小メーカーがわずか1~2人のエンジニアを雇用し、ケースをかぶせれば独自の製品を発売できる」時代が始まり競争の構図は変わった。