【コラム】韓半島、ウクライナ事態の“真実”を教訓に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 15:10
戦争の真実は教訓として伝播する。ウクライナの内戦は指導力の失敗のためだ。独立後、20年ほどの期間があった。しかし経済発展、民主化は十分でなかった。ウクライナの地は肥沃だ。旧ソ連時代、軍需工場の集結地だった。潜在力は非常に大きかった。歴代大統領はその点を生かせなかった。国の隆盛のゴールデンタイムは消えた。リーダーシップの無能と腐敗のためだ。
ウクライナ経済の混乱は慢性的だ。政権リーダーシップは外国に手を差し出した。一度はロシア、次には米国と欧州連合(EU)側だ。エネルギー分野はロシアに隷属していった。政権が交代する度に外交路線は変わった。それは国際社会の不信を招いた。経済危機は国家の自主を絡ませる。民主化も破綻する。国論は分裂した。国民の親露・反露対立は険悪だった。ロシア介入の口実となった。