<サンドイッチコリア>中国から押し出される韓国企業

<サンドイッチコリア>中国から押し出される韓国企業

2007年03月05日10時57分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「1994年から投資した金は200億ウォンを超えるが、今は工場を売って20億ウォン返ってくればいいだろう」--。

  中国北京郊外の公団地域にあるキホ皮革キム・ヨンドク総経理(社長)の哀訴だ。彼は2月7日、現場を訪れた記者に「皮革は韓国で競争力を失ったので中国に来たが、もう中国でも環境問題で警戒される産業になってしまい、行くあてがない」と言葉を濁ごした。

  「2005年には40社残っていた韓国企業が1年で15社に減った。「縫製・電子部品企業が大挙集まった広東省東莞で韓国商工会を率いるイ・ハンソン会長の言葉だ。彼は「労動人材難で工場稼働率が60~70%にもならない上、中国政府の政策が随時変わり、赤字が続いて撤収する企業が続出している」と付け加えた。

  韓国を「サンドイッチ」している1つ、中国から韓国企業が押し出されている。特に金と技術力を備えた大企業に比べ、中小企業は急激に競争力を失っている。

  韓中修交(92年)15周年、韓国企業の初中国直接投資(88年)20年目を迎え、中央日報と韓国貿易協会が共同で中国に進出した韓国企業の実態を取材した結果、こんな現象があちこちで見られた。中国に進出した177社を対象にした貿易協会の調査によると企業4社の1つ(26.4%)は、中国のビジネス環境変化ですでに赤字になっていると回答した。企業3社のうち1社(33.6%)は、経営環境が1~2年前より悪化したと回答した。

  中国は急速に変わっている。工場さえ建てれば両手を開げて歓迎した中国はもう「昨日の中国」だ。中国政府は外国人投資企業に与えた税金減免の恩恵を減らし、地方政府が工場敷地安値提供などの特典を与えていないか監視を始めた。経常収支の黒字が続き、外国人投資の必要性が減ったからだ。安い労動力を狙って中国に入った中小企業は、人件費が毎年10%以上増える上、労使紛争も増えることで直撃弾を受けている。

  KOTRA北京貿易館イ・ジョンイル館長は「主に加工貿易や労動力に頼る韓国中小企業のかなり多くの数がすでにベトナムなど第3国に移転したり、移転や閉業の準備をしている」とし「5月ごろ開城(ケソン)工団説明会を開くという計画を発表すると、企業の問い合わせが殺到している」と言った。

  昨年末まで韓国の企業の大衆投資(実行基準)1万5909件中、大企業が733件、中小企業が9650件だ。全投資金額(170億ドル)中、大企業の比率は51.3%(87億ドル)、中小企業42.7%(73億ドル)だ。韓国企業の大衆投資平均金額は107万ドルで、国外投資平均額(208万ドル)の半分の水準だ。規模が小さな企業の投資者が多い分、中国内での環境の変化に対する適応力が低くなるほかない。

  それでも中国からこのまま押し出されたら「サンドイッチコリア」は乗り越えることができない。12億人口に毎年経済成長率が9~10%にのぼる中国は、世界最大の成長市場だからだ。中国市場で韓国企業の生き残る道は何だろう。パク・スンホ中国三星経済研究院長は「今は漠然とした中で果敢に投資する『夢想家型』中国投資はだめだ」とし「多国籍企業と争って勝つことができる先端技術とマーケティング技法、中国地元企業と争って勝つことができる現地化戦略で武装すればこそ生き残ることができる」と話す。

  ◆サンドイッチコリア=日米中ロなどの周辺強国に挟まって韓国がサンドイッチのようになる恐れがあちこちで提起されています。中央日報はこの話題を取りあげながら1年にわたって警鐘を鳴らしていく予定です。
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