世界は電気自動車の主導権争い…「独自方式で市場再編に対応」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.07 12:55
内燃機関自動車を守ってきた業界トップ級企業が電気自動車に重心を移している。技術標準を掌握するための努力をし、それぞれ独自の方式で市場再編に対応する姿だ。最も関心を集めているのはベンツ・BMW・アウディのドイツ3社だ。プレミアムブランドとしてグローバル自動車市場のトレンドを主導してきたが、電気自動車の開発では出遅れた。しかし先月のフランクフルトモーターショー2017ではコンセプト電気自動車を展示し、主導権を逃さないという意志を表した。
ベンツは2022年までにすべてのモデルに電気動力モデルを出すという目標を設定した。ベンツC・E・Sクラスなど全セグメントに電気動力モデルを追加する計画だ。内燃機関とプラグインハイブリッド(PHEV)、電気自動車(EV)など多様なラインナップで消費者の選択を広めるということだ。ベンツはライバルのBMWに比べて電気自動車技術とラインナップで遅れを取り、多様な動力源で勝負するという戦略を立てている。特に欧州では電気自動車の充電スタンドが普及していないため、全面的なEV戦略よりも段階的に重心を移すのがよいと判断したとみられる。ガソリンの米国、ディーゼルの欧州、PHEV・EVの中国のように市場ごとに異なる戦略が可能だ。