【社説】「多文化校内暴力」を克服してこそ韓国の競争力が高まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.14 13:24
多文化家庭の児童生徒が受ける校内暴力が社会問題に浮上している。悪口や仲間外れ、さらに集団暴行を受けることも少なくないという。同じ学校の友人が「服を脱がせた後に暴力してマジックで身体に落書きする」とか「ティギ・チョコパイ・カムドゥンイと呼んで嫌がらせをする」という証言が出てきた(中央日報12月13日付8面)。もう「そのまましておけば解決できる」と言って放置する段階を越えた。
さらに大きな問題は、このような校内暴力にさらされている子どもが急増しているという事実だ。多文化家庭の子ども(満7~18歳)が今年12万2212人で、この6年間で3倍近くに増加した。彼らの相当数が外見が違うとか韓国語が下手だという理由で暴力の対象になっている。実際に被害を受けた多文化家庭の児童生徒は女性家族部の公式統計(2016年、5.0%)をはるかに上回っているものとみられる。先月仁川(インチョン)で集団暴行にあって転落死した中学生も多文化家庭の子どもだった。