米国政府がすべての貿易協定を見直すと宣言した。米ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は２１日「米国が全世界を相手に結んだ貿易協定が米国と米国人労働者に利益をもたらすため、すべての貿易協定を見直す」とし、「ほとんどの場合、更新する可能性もある」と明らかにした。この日、ホワイトハウスの言及は韓米自由貿易協定（ＦＴＡ）も見直しの対象に入るという意味として受け止められる。

結局、米国が韓米自由貿易協定（ＦＴＡ）の再交渉を要求してくるだろうか。２１日（現地時間）、ホワイトハウスで米国が締結したすべての貿易協定を見直すという宣言が出た。

米ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官はこの日、記者会見で「われわれはすべての貿易協定を見直す（ｒｅｖｉｅｗ）」とし、「ドナルド・トランプ大統領はこの点を明らかにしてきた」と述べた。スパイサー報道官は、外信記者から米国が国際的に結んだ通商協定をどのようにするのかという質問を受け、このように答えた。

スパイサー報道官は、「ご存知のように、一部の協定は１０年も過ぎているものもあり、２０年も過ぎているものもある」とし、「われわれの考えは米国が国際的に締結したすべての貿易協定を検討した後、米国と米国の労働者に利益になるかどうかを確認するという意味」と明らかにした。彼は「ほとんどの場合（ｉｎ　ｍａｎｙ　ｃａｓｅｓ）、貿易協定をアップデートする可能性もある」と説明した。

この日のスパイサー報道官の記者会見ではどの国を対象に貿易協定を検討するかに対する言及はなかった。彼は「ある特定の国を名指したわけではない」と付け加えた。韓米ＦＴＡを特定したわけでもない。しかし、彼が言及した約２０年になった協定には調印されて２５年を迎える北米自由貿易協定（ＮＡＦＴＡ）が、１０年余りになったものには２００７年に妥結した韓米ＦＴＡが含まれる。ＮＡＦＴＡの場合、トランプ政府はすでに再交渉を宣言した。次は韓米ＦＴＡがテーブルに上がる可能性が大きい。


「すべての貿易協定を見直す」経済戦争の砲門を開いた米国（２）