世界的マカロン・手作りポップコーンまで…韓国はデザートブランドの墓?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.30 15:01
スモールグジュアリー(自分のためのささやかな贅沢)にもコストパフォーマンスを追求する韓国消費者の水準に合わせることができなかったことが、韓国市場に安着できない要因の一つだったということだ。不景気が続いているため、その価格が足かせとなった。ユン部長は「全般的にデザート類に対する韓国消費者の関心は非常に高いが、一部の層を除いては価格に負担を感じている」とし「いくら『スモールラグジュアリー』と言っても大衆的アイテムに比べてそれほど手が伸びない」と説明した。それにもかかわらず、消費者ニーズと関係がなく韓国に進出するデザートブランドはたいていプレミアムブランドを前面に打ち出した高価格戦略にこだわっている。
韓国の外食消費トレンドは驚くほど急速に変化する。いつも新しいものだけを要求するということだ。海外の有名ブランドだからといってこのような要求を避けて通ることはできない。ギャラリアデパート飲食バイヤーのパク・ボヨン氏は「韓国消費者の好みはすぐに変わる」とし「流行っているとうわさになった場所を1年後に訪れると、店舗の半分以上が変わっているくらい流行の周期が短い」と話した。業界ではあるアイテムの流行周期を3カ月、長くて6カ月と見ている。特に、ベーカリー商品群はこのようなトレンドの変化がもっと激しい。現代デパートのベーカリーブランドは年間20%程度が入れ替わるが、閉店ブランドの半分以上が自ら韓国市場の撤退を決めたケースだ。