歴代の韓中指導者の関係…05年訪韓の習氏、朴槿恵氏の歓待で「長い友」に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.30 16:55
韓中関係が危機を迎えたのは李明博(イ・ミョンバク)政権当時だった。韓国の米国重視外交を不快感を抱いた中国は2008年、李大統領が訪中した際に「意図的欠礼」を見せた。訪中初日に中国外務省報道官が韓米同盟を「冷戦時期の産物」と表現したのだ。
2010年の韓国哨戒艦「天安」爆沈と延坪島(ヨンピョンド)砲撃後、中国が北朝鮮をかばい、両国関係はさらに悪化した。しかしこれを契機に中国が北朝鮮に対して悩み始め、むしろ李大統領と胡錦濤主席の距離が急激に近づいたという。国際社会で責任ある大国として認められることを望む中国が、国連で北朝鮮をかばい、自ら評判を傷つけるしかなかった状況に対し、共産党内部で自省の声があふれたのだ。