韓国国内初のプレミアムアウトレット「新世界（シンセゲ）驪州（ヨジュ）プレミアムアウトレット」がアジア最大規模に拡張される。新世界サイモンは１３日、「驪州アウトレットを来年末までにアジア最大規模に拡張して、米国ウッドベリー・コモン・プレミアム・アウトレットモール（Ｗｏｏｄｂｕｒｙ・Ｃｏｍｍｏｎ・Ｐｒｅｍｉｕｍ・Ｏｕｔｌｅｔｓ）のように、年間１０００万人以上が訪れる世界的なアウトレットに育てる」と発表した。これによって敷地面積は２６万４０００平方メートル（８万坪）から４６万３０００平方メートル（１４万坪）に、売場面積は２万６０００平方メートル（８０００坪）から４万９０００平方メートル（１万５０００坪）と、約２倍になる。入店ブランドの数も１４５社から２５０社に増える。新世界側は「２０１８年平昌（ピョンチャン）冬季五輪と国内アウトレット事業の本格的な成長傾向などを考慮したもの」と説明した。拡張する売り場のほうには、海外有名ブランドだけでなく、国内ブランド、カジュアル・スポーツブランドなど全分野をまんべんなく配置する予定だ。また地域のグルメショップ、子供の遊び場やキッズカフェなど家族連れの顧客のための施設も拡充する。

驪州プレミアムアウトレットは２００７年嶺東（ヨンドン）高速道路と中部（チュンブ）高速道路が交差する地点に立っている。開店の翌年には２５０万人が訪れ、米国の経済雑誌『フォーブス（Ｆｏｒｂｅｓ）』から、世界１０大アウトレットにも選ばれた。今月までの累積訪問客は２５００万人を超えた。外国人顧客も２００８年の２万人から昨年は２０万人と１０倍になった。新世界サイモンの関係者は「驪州プレミアムアウトレットの経済効果は年間５９００億ウォン、雇用誘発効果は１万人」とし、「拡張し、１０００人を追加で雇用する予定」と述べた。また「年間訪問者が２０１１年に５００万人を超えてからは、驪州地域の食堂・宿泊・観光産業の売上も軒並み上昇した」と付け加えた。減少傾向だった驪州市の人口も増えた。２００６年１０万４２６０人から、昨年は１０万９１２０人になった。姜明求（カン・ミョング）新世界サイモン代表は「驪州プレミアムアウトレットを世界的なショッピング名所として育成し、驪州が京畿道（キョンギド）東部圏を代表するショッピング・観光のスポットとして跳躍できるようにサポートする」と強調した。