韓国、海外違法ウェブサイトのアクセスを全面遮断…傍受・検閲論争に

韓国、海外違法ウェブサイトのアクセスを全面遮断…傍受・検閲論争に

2019年02月12日15時23分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  今後、韓国政府がアクセスを禁止した違法わいせつ物や賭博などのウェブサイト895サイトに接続しようとすると画面がブラックアウト状態になる。放送通信委員会は放送通信審議委員会が遮断を決めた海外の違法ウェブサイト895サイトに対するアクセスを根本から封じ込めるためにこのような措置を取ると12日、明らかにした。

  今回の措置はすでに政府が取っている違法有害サイトの遮断方式に比べて強度を高めた。これまで政府は違法有害サイトのインターネットアドレス(URL)を遮断するDNS(ドメイン・ネーム・システム)を利用していた。ユーザーが違法有害サイトのアドレスを利用してアクセスしようとすると「Warning」警告ウィンドウが出てくるようにしていた。

  しかし、この方法では限界があった。URLの前についている通信プロトコル「http」の代わりに「https」に変えれば迂迴アクセスが可能だった。違法有害サイトのドメインアドレスを「http」よりもセキュリティが一層強化された「https」に変えて政府のアクセス遮断措置を避けた。

  このため、政府は海外インターネットサイトで流通している不法撮影物、不法賭博などの不法情報は技術的に遮断できなかった。また、海外事業者に対する法執行力の確保やユーザーの被害救済にも限界があった。

  これに伴い、放送通信委員会や放送通信審議委員会とインターネット・サービス・プロバイダ(以下、プロバイダ)7社(KT、LG U+、SKブロードバンド、サムスンSDS、KINX、セジョンテレコム、DREAMLINE)は昨年6月から海外ウェブサイトの不法情報を効率的に遮断する新しい技術方式について協議を重ねて関連システムの遮断機能を高度化した。

  今回適用された技術は「サーバー・ネーム・インディケーション(SNI)フィールド遮断方式」だ。

  httpsユーザーが認証過程でやりとりするSNIというパケット(データ伝送単位)を開く技術で、SNIが暗号化されてない点を狙ったものだ。パケットはユーザーのデータ内容を指す。

  SNIフィールド遮断方式を利用すると、プロバイダはユーザーがやりとりする「パケット」を開いて違法有害サイトドメインの接続有無を把握した後、これを遮断することができる。もしユーザーが遮断された違法インターネットサイトにアクセスしようとすると、該当サイトは画面がブラックアウト状態になる。KTは今月11日から当局の要請によりSNIフィールド遮断方式を利用して違法有害サイトのアクセスを遮断した。

  このような内容が伝えられるとオンライン上では論争が巻き起こった。パケットを開くということは過剰傍受・検閲ではないかという批判の声が出てきたのだ。特にアダルト動画サイトまで遮断されると、一部のネットユーザーは「私生活の検閲ではないか」「中国と何が違うのか」と言って声を高めている。一部ネットユーザーはVPN(仮想プライベートネットワーク)ソフトウェアを利用して迂回的にアダルトサイトにアクセスする方式を提案している。

  反面、政府の今回の措置を擁護する意見もある。本質的にリベンジポルノなど不法映像物を防げるということだ。むしろVPNアクセスまで元から遮断する方式を導入しようという意見も出ている。

  論争になると、放送通信委員会はこの日公式に海外違法サイトのアクセス遮断措置を発表して、国民に対して広報を進めていくことにした。また、今後プロバイダは遮断された違法サイトに対する情報を案内していく予定だ。放送通信審議委員会の関係者によると、現在アクセス遮断審議の案件結果により、遮断対象に違法有害サイトが追加される見込みだ。
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