100メートル韓国記録を31年間保持した「陸上伝説」が死去
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.01 18:14
韓国の男子短距離陸上スターだった徐末九(ソ・マルグ)海軍士官学校教授が30日午前、死去した。享年60歳。2012年12月に脳出血で倒れ、闘病を続けてきた徐教授は、現場復帰に強い意欲を持ってリハビリを続けてきたが、心不全で倒れた後、目覚めることはなかった。
徐教授は韓国陸上男子短距離の象徴だった。徐教授は1979年9月のメキシコユニバーシアード陸上男子100メートルで10秒34をマークし、韓国記録を更新した。この記録はなんと31年間も破られなかった。2010年6月の全国陸上競技選手権大会でキム・グギョン(24、光州広域市庁)が10秒23をマークするまで、徐教授の記録は韓国陸上短距離の停滞した現実を表す壁として認識されてきた。生前、徐教授は自分の記録が破られないことについて、「新聞に自分の名前が度々出てくるのは喜べることではない。後輩がもっと激しく走ることを願う」と奮発を促した。