韓中首脳会談、脱北青少年が変数に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.29 13:07
韓国に来ようとしていた脱北青少年9人(男7人、女2人)がラオスまで来たものの27日に中国へ追放され、強制的に北朝鮮に送還される危機にさらされている。15~22歳の脱北青少年は飢えをしのぐために咸鏡北道(ハムギョンブクド)の国境周辺で中国と行き来していたいわゆる「コッチェビ」だ。互いに知らない仲だった9人は韓国人宣教師夫婦に出会い1年ほど前から丹東に滞在し先月韓国に向かうところだった。
宣教師夫婦の引率で丹東からラオスとの国境に近い中国雲南省のある村に移動した彼らは9日に無事国境を越えた。丹東を離れて10日余りぶりだった。だが、10日にワゴン車に乗り韓国大使館がある首都ビエンチャンに移動する途中、ビエンチャンから1時間30分ほど離れたところでラオス公安の検問に引っかかった。こうした場合、脱北支援活動家は事件を現場で「静かに」解決するのが普通だが、経験がなかった宣教師夫婦は韓国大使館に通報した。問題はここから広がった。ラオスの北朝鮮人権活動家は、「大使館への通報後、現地で脱北者に関するうわさが出て北朝鮮公館が前面に出て動き始めた」と話した。