最近の人気ドラマ、海外ロケに行かない理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.12 14:16
韓国のパリス・ヒルトンことプ・テヒ(イ・シヨン)と4000億ウォン台の遺産相続人イ・シンミ(イ・ボヨン)が登場するKBS2ドラマ「富豪の誕生」。最高財閥家の話を取り上げても「海外高級リゾート」は一度も登場しない。昨年、財閥家「F4」を登場させた「花より男子」がニューカレドニアやマカオをほっつき歩いたのとは対照的だ。
一方、国内初、ハワイでロケをしたMBC週末企画「神様と呼ばれた男」は「100億ウォン台の制作コストをなぜ使ったか」と批判を受けている。蓋然性のないストーリー展開と一部俳優の演技力不足が批判の対象だ。視聴率も10%台序盤にとどまっている。
このごろドラマで海外ロケ撮影が目立つように減った。経済危機によって放送局が緊縮運営に入ったのが直接的な理由だ。海外撮影の実益が明らかではない上、コンピューターグラフィック(CG)で、スケールとリアリティーを間接具現することができるようになったのも「ロケバブル」がなくなった背景だ。