【文化ノート】韓国美術史を日本の視覚で学ぶイタリアの学生たち

【文化ノート】韓国美術史を日本の視覚で学ぶイタリアの学生たち

2009年12月18日12時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国文学翻訳賞は韓国文学翻訳院(院長キム・ジュヨン)が1993年から隔年制で施行する賞だ。韓国文学作品の海外出版を活性化しようといった趣旨だ。今年の大賞はイタリア語翻訳家ビンチェンチャ・トゥルーソさん(50)に贈られた。ベネチア大学の韓国語文学教授であるトゥルーソさんは、ベトナム戦を扱った黄晳瑛(ファン・ソギョン)の長編「武器の陰」を翻訳した。賞金も2万ドルと少なくない。

  14日、トゥルーソさんに会った。何より「受賞の知らせに胸を打たれて泣いた」という報道資料の受賞コメントが関心を集めた。単純な受賞以上の感激が琴線に触れたのか。

  彼は「本を翻訳する10カ月間、講義のある日を除いて毎日午前4時30分に起きて夜11時や12時、コンピューター文字のキーの前でこくりこくりと居眠りするまで翻訳した」と打ち明けた。

  話を聞いてみるとトゥルーソさんの涙の原因は違うところにあるようだった。終わりに「学科」が消えたまま「韓国語文学」だけで短く終わる教授職だ。それによればベネチア大学はイタリア最大の東洋学教育機関だ。東洋学部教授陣だけで30人、学生数は学部生に修士・博士を合わせて3500人ほどになる。教授陣の中で韓国学教授はトゥルーソさんだけだ。残りは中国学科、日本学科教授だ。そうしてみると正式専攻は中国学、日本学だけで韓国学は科目しか開設されていない。

  ここまでは慣れた流行歌みたいだ。韓日中の国力差、それによる現地の関心の差が教授専攻不均衡を呼んだのだろう。それでも次のような説明は痛かった。

  「中国学や日本学の専攻学部生2000人のうち第2外国語で韓国語を選ぶ学生は400~500人ほどいる。第2外国語の中で最高の人気だ。また修士課程1500人の中でかなり多数が韓中または韓日美術や哲学を比較する論文を書く。ところが韓日美術史を比較する学生が日本の視覚で韓国美術史を学ぶと考えてみてほしい」

  トゥルーソさんは「当校の卒業生たちは主にイタリア北部の大企業に入る」と話す。中国と日本の目で韓国を勉強したイタリアのバイヤーが交渉テーブルに対座した絵も描かれた。トゥルーソさんは「教授2人確保すれば韓国学科を作ることができる」と言った。このために学校側と韓国国際交流財団に支援を要請した。

  政府は最近、韓国学を国家代表ブランドに育てる案を発表している。案にこのような現場の実態がきちんと反映されているのか気になる。

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