韓国、北東アジアの主導権握れないのは南北分断のせい…新甲午改革が必要(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.03 09:29
南北関係を一度に画期的に改善するのは容易でない。このため南北対話と交流の全面中断を招いた「5・24措置」を緩和するための対話の努力から出発するべきだという声が高まっている。5・24措置とは、2010年の韓国哨戒艦「天安」爆沈事件の後、李明博(イ・ミョンバク)政権が北朝鮮に向けて取った懲罰性の措置だ。これに基づき開城(ケソン)工業団地を除いた南北経済協力と人的交流が4年間全面中断した。韓永愚(ハン・ヨンウ)ソウル大名誉教授(国史学)は「行き止まりの道に追い詰められた北を改革・開放に引き込むための大きな絵を今年は描かなければいけない」と主張した。
李明博政権で5・24措置立案に関与した青瓦台の関係者さえも「北を和解と共存の枠に引きこむには会わなければならず、そのためには5・24措置をどう解除するか悩まなければならない」とし「南北間の水面下作業を通じて5・24措置解除の名分を作ろうという試みが必要だ」と述べた。「5・24措置を解除して北との関係を解くべき」(曺東昊・梨花女子大教授、北朝鮮学)、「水面下接触を通じて5・24措置緩和のエサを投げるべき」(韓永愚教授)という主張と軌を一にする。