【コラム】指導者間の個人的な親密さが重要だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.13 16:43
国際舞台では個人的な親密さが重要だという事実が、とても無視されている。外交政策はよく利益・力・金によってのみ決定されると考えるためだ。だが2つの国家の指導者が相手をどれくらいよく知って、互いに好感を持っているかというのは非常に重要なことでもある。個人的な親密さは主な要因だ。これがなければ首脳会談の記者会見はひんやりとしたものになるしかなく、晩餐の席には沈黙だけが長く続き、双方の指導者は時計をちらちらと見るだろう。判に押されたような相手側の演説が終わることだけを待つということだ。だが親密さがあれば首脳会談は長くなり、食事時間には家族や子供たちを話題にすることで記者会見は円滑に進行される。
最も重要なのは、全体的な信頼水準が高まるという点だ。互いに良い印象が両国の官僚らにも入り込み、両国関係を堅固にしてくれる。2人の指導者が電話上で何か合意したとすれば官僚らは直ちに行動に入る。この合意を履行することが自身の責任という事実を知っているからだ。指導者の個人的な希望を挫折させたがる人は誰もいない。親密さがなければ両国が合意した政策案には実現に障害が発生するのが常だ。官僚主義的な手続きにしばられることになってこれを解こうとする努力もしない。