【噴水台】李大統領の対日強硬発言で翼を得た日本の“ハシズム”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.24 10:14
日本の次世代首相候補筆頭とされる橋下徹大阪市長(43)はさまざまな面で注目を浴びる人物だ。橋下氏から小泉純一郎元首相を思い出す日本人も少なくないようだ。既成権力に対する反発心理を適切に活用しながら、忌憚なく話す。必要ならば敵をつくり、明確な対立構図を仕組んで激しく争う。大衆はカタルシスを感じる。
橋下氏のエネルギーは、長期沈滞に苦しむ日本社会に対する不満と不安感だ。政治的な性向は全く違うが、既成権力に対する挑戦・批判を源泉としている点で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領や安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学大学院長を連想させる面もある。
橋下氏は大阪府知事から退き、自ら格を下げて昨年11月、大阪市長選に出馬した。選挙運動中、「週刊新潮」など一部の週刊誌が橋下氏の成長過程の‘秘密’を暴露する記事を載せた。同和地区で育ち、暴力団員だった父は、橋下氏が小学校2年の時、借金の返済に苦しみ、ガス管をくわえて自殺したという内容だ。親せきが殺人犯という内容もあった。