朴槿恵（パク・クネ）前大統領が贈収賄罪など１８件の容疑すべてを全面否認した。

朴前大統領側の弁護人は１６日、ソウル中央地裁の審理で朴前大統領と崔順実（チェ・スンシル）被告、辛東彬（シン・ドンビン）ロッテグループ会長に対する２回目の公判準備期日で、「サムスングループ関連の贈収賄、ロッテグループ関連の第三者贈収賄、ＳＫグループ関連の第三者賄賂要求、ミル・Ｋスポーツ財団拠出関連の職権乱用権利行使妨害および強要容疑をすべて否認する」と明らかにした。

弁護人は特別検察官が起訴した崔被告のサムスン贈収賄容疑の裁判と一緒にして裁判が進められていることに対して反対の立場を明らかにした。

これに先立ち、裁判所は「朴前大統領の裁判が本格的に始まれば、すでに進行中の崔被告のサムスン贈収賄関連の裁判と併合して証拠調査を行う」と明らかにしていた。個別に裁判を進めた場合、同じ被告人を２回出廷させることになるためだ。

一方、朴前大統領はこの日も法廷に姿を見せなかった。被告人は正式な裁判ではない裁判準備期日には出席する義務がない。