真冬にヘビはい出た後に地震、動物の予知力か偶然か(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.14 16:57
だが、このシステムにも限界がある。地震発生地から150キロ以上離れた場合にのみ効果がある。それより近ければ2つの地震波の到達時間は20秒の差も出ない。警報が発令されても避難する余裕がないのだ。1日に発生した西海(ソヘ、黄海)地震の場合、2つの地震波の間隔が25秒だった(ソウル基準)。
世界的な科学ジャーナル『ネイチャー』は1月、地震光(Earthquake light)を地震予報に応用できるという研究結果を紹介した。地震光は地下鉱物から分離した電子が地上の外に出てきて大気中の電荷と反応して光を出す現象だ。2008年、中国四川大地震(M8.0)、2009年イタリアのラクイラ地震(M6.3)の時にこうした光が目撃された。地下岩石の中のラジオアイソトープが崩壊して噴出するラドン(radon)ガスを感知して地震を予測できるという主張もある。だが全ては基礎研究レベルであるだけに、すぐに実際の警報に活用することは難しい。